時間があるので、そのまま堺筋を南下し周辺をぶらつきます。ここに来るまでも、阪神の難波駅から吉本の前を通り、串揚げやなどのある通りなど、実に大阪らしいルートを辿ってやってきました。
堺筋に入ると、20年前は通りを占拠し、裏通りまで進出していた家電の量販店がことごとくなくなり、更にPCショップも思ったほど無く、いわるゆオタク街へと変貌しており、これはこれで、歩いていて退屈しません。途中、メード服姿のお姉さんもいますが、なんか気の強そうな顔立ちのお姉さんで、こっちが仕切られそうです。また、ネットで見かける通信販売の割安店のリアル店舗があったりもします。
さて、時間が近づいてきたので、行かねばなりません。通りを引き返し、アニメキャラのお店に入っていきますが、いきなりスターウォーズとかに出てきそうな敵役の武装キャラの等身大のものが置いてあったりします。これも売り物でしょうか。会場はどこかと探しますが、違う店舗に入っていたようで、飛び出します。
本来の店に入り2Fの会場へ。東京では100人以上集まり、満員御礼だったこのイベントですが、人口の母数が首都圏より少ない大阪で成り立つのか、人が集まるのか、不安なところもありましたが、会場を覗くと、スクリーンとステージを前に、100脚以上のパイプ椅子が並んでいます。しかも、開始20分以上前にもかかわらず、4割り方既に席が埋まっている!
入り口では、解答用紙らしきもの2枚とペンが渡され、開始を待ちます。
17時すぎ、会場後方より、よっきれん氏と、NAGAJIS氏が登場。観客の人数に比してひときわ大きい拍手で迎えられます。そうです。みんな待っていたのです。あのPCの中で危険きわまりないルートを突破しレポートを上げてくるよっきれん氏が関西へやって来る日を。お二人は頭に探索用のライトを点けていますが、これは照明を消してスクリーンに画像を映す関係上、資料が見えないためです。
今回のイベントは「廃道をいく2」の出版記念と位置づけられており、まずはその流れを紹介。
次に、オブローダー度(廃道探索入れ込み具合とでも訳せば良いかな)を図るクイズというか、自己採点式のクエスチョンがありました。
そのあと、廃道の新しい表現に応募のあった作品の紹介があり、画像は勿論、動画、俳句、廃道をイメージしたミュージックのほか、
ギターの生演奏もありました。
最後は、よっきれん氏による大井川の秘境の更に奥にある「夢想吊橋」探索のレポート。途中、崩落斜面のことろで鹿に出くわしたところ、びっくりして逃げた鹿が斜面を落ちて行き、鈍い音を残して動かなくなったエピソードなどを披露。
そして、とんでもない吊り橋を渡る画像を披露。
人間の渡る部分、狭すぎ。しかも、板の無いところがあるし、更に、ここも渡ってるし。
で、充分興奮したところで、お開き。3時間、あっという間でした。
ありきたりの感想ですが、楽しかった。もっと聞きたかった。
このあと2次会がありましたが、レベルについて行く自信の私は退散。でも、2次会の掲示板を見るに、行けば良かったとちょっと自分の意気地の無さに後悔。次回があれば行きます。
さて、本日は月に1回ある、神戸の湊川隧道の公開日にも重なっていたので、日本橋へ行く前に寄り道しておりました。地下鉄を湊川公園駅で降り、地上に出ると、今日は神戸まつりをやっています。
そんな晴れやかな会場に背を向け、暗闇の隧道に向かうなんて、やっぱり変です。
駅から徒歩で10分もかからいところに、湊川隧道の入り口はあります。
すぐ横を神戸電鉄が走っています。湊川隧道は、新開地を経由して、現在のハーバーランド近くに流れていた湊川を、神戸港に土砂を堆積させるという理由で、長田を流れる刈藻川に流れを付け替えるために、明治時代に掘られた河川用の隧道です。
その後、地震での被害などがあり、新湊川隧道が掘られ、旧隧道である湊川隧道は役目を終えました。
内部では演奏会が催されています。
演奏終了後、演奏エリアの奥にお邪魔し、撮影させて頂きます。
見事なレンガ隧道です。
公開日など詳しくは、
湊川隧道保存友の会 のHPをどうぞ。
ちなみに、湊川隧道が公開されていることを知ったのは、よっきれん氏、NAGAJIS氏が発行しているweb雑誌
「日本の廃道」での記事です。
それと、
私の唯一のオブローディング体験のレポートは、このリンク先です。この世界では、超初級レベルの物件かもしれません。
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私も、一度で いいから 行って見たいんですよねぇ~
うらやましい
私も、東京での報告記を読んでは行きたいなと思っておりました。
この分野で気の合う知り合いもいないので、一人での参加となることに、
少し戸惑いもありましたが、行って良かったです。
また、東京の次に開催された関西圏に住んでいるのは、運が良か
ったと思います。
よっきれんさん、NAGAJISさん、情報を届けてくれるインターネット
に、そして今回企画頂いたイカロス出版さんに感謝です。