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神戸の海沿いに住む自転車好き親父のブログです。Team ZitaBataに所属。自転車或いは、自転車に乗るためのKS(家族サービス)活動などの話題を取り上げたいと思います。コメントは大歓迎です。

中音水 森林鉄道跡探訪 前編

2012年6月10日

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道の駅やまさきで、やまあそさんと落ち合い、中音水の林鉄跡を目指します。
この日に備え、ストックも購入しました。やまあそさんに同行するたびに、トレッキングシューズ、山用のズボン、スパッツと買い足し、装備は充実してきました。

そしてストックを持って装備は完璧だぜ とやまあそさんの車に乗り込むと、序盤に桁だけの渡橋ポイントがあることが告げられます。

以前、お話を聞いたときは、かなり奥に怖い橋があると言っていた様な気がするのですが、そんな手前でか・・・ で、その橋は、迂回不可能! とのこと。上にも下にも、巻けないのだ。そこでビビッて渡れないと、序盤で、THE END。
本日の探索は、超チキンな内容となってしまいます。

また、雨上がりなので水量が多いかもとも。川を渡れるかなって。しかも、やまあそさんが梅雨明けにしようと送られてきたメールに、「今日が良い」と返事したのは私です。

最悪、川は靴と靴下を脱いで渡るか、などとの考えが、頭の中をグルグルと。

歩き出す前から、気持ちがブルーになっていきます。心なしか会話が弾まんと言うか、私がうわの空というか・・・

えらい事になってしまいました。そうこうするうちに、車は国道29号をはなれ、音水の集落へ。
トイレの前の広場に車を置きます。

やまあそさんは、熊除けのスズをぶら下げます。また一段、緊張感が増します。
まずは、集落の神社にお参りします。

CIMG1239.jpg

立派な杉が茂ります。

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では、出発。
まず、橋を渡ります。橋の名は、「インクラ橋」

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橋を渡った対岸にあったインクラインの事です。

インクラインとは、ケーブルカーのように山の斜面を上り下りする設備です。山の奥地で切った木材を、山の上の方に敷設された森林鉄道で運びますが、鉄道である林鉄では高低差をなかなか埋められないので、麓に近づけません。(下りられません)
よってインクラインか、索道(ロープウェイ)で一気に麓まで下ろすのです。

それらしき跡があるようにも見えますが、基本的には森に還っています。

CIMG1242.jpg

詳しくは、 ORJの2008年7月号 に記載されています。
ご興味のある方は、ご購入してお読み頂ければと思います。

ここから我々は林道を行きます。中音水の川を遡るように続きますが、勾配は緩やかです。
会話しながら歩きますが、頭の中の半分ぐらいは、序盤の橋を渡れるか??? が覆い尽くしています。

15分ほど歩くとプッツリと道が切れます。唐突な終わり方で、車で来た場合、全く方向転換ができません。

なぜか車のシートがあり、さっそくやまあそさんが座り心地を試されています。

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が、緩い空気はここまで。ここから100mほど下に延びる林鉄跡まで下らねばなりません。

いきなりこれが道?って感じのところを行きます。岩でガレガレに枯れた沢を上り下りして渡り、急な斜面を四苦八苦しながら林鉄跡の平場に出ます。

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今までと一転、安定した平地が続きます。ここに線路があったのです。

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そして、「線路は続くよ どこまでも」を地で行くように平場が続きます。

が、どこまでも続けることができるのは線路だけで(無いけど)、まっすぐなコースにさりげなく2本の平均台が現れます。線路なら、平均台の1本ずつに線路を乗せて、その先へと続けられた事でしょう。

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しかし、私には超えられません。鉄橋の2本の桁の幅が狭い上、思ったより桁と桁の間隔も空いているので、跨ぎながら渡るのも無理です。

これを超えられなければ、1RでKO負けってこと?

えーどないしよ、悪夢が正夢になってしまった。ここで「無理!」なんて言えば、「台無しやあ!!!」となりかねません。
でも渡れない。あの幅、あの高さ。

すると、山あそさんは桁の脇から谷底へ下りて行きます。助かりました。ラッキーと思ったのも束の間。ここを下りるのってめっちゃ急です。

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下りるというか、滑り落ちていきます。下から橋を鑑賞。

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ほんと、シンプルな橋です。しかしのんびりはしていられません。
やまあそさんは対岸へと這い上がっています。(桁と桁の間からのぞけます)

上り返しは下りよりも急で、途中でおっこちれば、狭いながらも急峻な沢に転落で、大怪我間違いなしです。
雨上がりのせいか、滑りまくりで、慎重に一歩分ずつ足場を確保し、少しずつ上っていきます。
最後は桁につかまり、腕力でひっぱり上げて対岸へ。

軌道跡に立つと、心臓がバクバクしています。無駄な力が入りまくっていたようです。
でも、帰りはここを下りる事になります。下りれるのか? ちゃんと帰れるのか?

1Rクリアの安堵感をぶち破るかのように、ここは超初心レベルだったんだけどのお言葉。

しばらくは、平穏な路盤跡が続きます。

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そして、1Rの余韻が冷めやらないまま2Rが。

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今度は迂回不能と宣告されます。自らの意思で来たとはいえ、この洗礼、きつすぎます。
落ち着いてよく見ると、ここの橋は、
・桁の幅が広い
・桁と桁の間隔が狭い
・コンクリートなので、鉄よりは滑らない

片側の桁に乗って、隣の桁を念のためにストックで辿るようにすれば、渡れそうです。

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やまあそさんが対岸に辿りついたので、私もチャレンジ。
桁と桁の間からは、橋の下が見えていますが、目の方は桁ばかり凝視しているようで、高さに悩まされることもなく、進捗します。
桁の上には殆ど障害物もなく、また、傾いているわけでもないので、この橋はOKです。

そしてしばらくは、平穏を取り戻した路盤跡を辿ると、見事な石垣が。

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路盤跡から下りてみると、下側も見事です。

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まったり区間を抜けると、大きな流れと、そこを渡る鉄桁の橋が。
しかも、濡れています。

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これは無理。3Rで完全KOです。
しかし、ここは、やまあそさんも無理とのこと。(気を使ってあわせてくれたのかも)

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ここは沢を渡りますが、結構水量があります。
それと岩は濡れていたり、苔むしていたりして、超滑りそう。
渡れるポイントを求め、上流側へ移動します。

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やまあそさんがルートを開拓し、渡っていきます。
が、濡れている上に傾いた岩に乗ったりと、これまた難易度が高そう。橋を渡るわけではないので、転落の恐怖はないですが、こけて濡れてしまえば、デジカメ、携帯電話、GPSなど電装品は全滅間違いなしで、被害は甚大です。

やまあそさんの指示に従い、ストックを支えになんとか対岸へ。
渡れたのは良いですが、今日は、ほんまに帰れるんかいな といった感じです。

子供の頃、近所の山で砂防ダムを高巻きする際、斜面が急すぎて、ダム湖に落っこちるんではという恐怖を味わった事がありますが、そのとき以来の心境かも。

渡った先には、見事な大木が。

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すぐに次の渡川ポイントが現れますが、ここは橋が落ちています。しかし、沢も浅く楽勝です。そして沢を横切る際に上流方向を見ると、見事な石垣が続きます。
この先、高度を稼ぎながら山の中でUターンし、あの上の方の石垣へ続くのです。

その先には、コンクリート橋が。桁の上は水平ですが、苔がビッシリとついており、ツルッといったら大変では済みません。

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やまあそさんは渡りますが、私には下を巻けるので、そちらへ行くようアドバイスがあります。

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橋を真横から見ます。

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やまあそさんが渡っているところを撮りたかったが間に合わず。

見事な石垣上の路盤跡が続きます。

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ここで前を歩いていたやまあそさんに、針路を譲られます。これは何かあるぞ というシグナルです。
前を歩いていくと、やまあそさんより贈られたプレゼントが現れます。

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前を歩いていた筈なのに、やああそさんが写っているではないか と言われそうですが、坑口のみ写した写真はピンボケ。
その間に前へ行かれました。あと、やまあそさんが写る事により、大きさが良くわかると思います。

やまあそさんは、どんどん入って行きます。ここから見た感じは、真っ暗。

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ライト要りますか? の問いには、要らん!

いざ、内部へ。右へ右へ旋回しています。

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なんか変な音がしています。それとなんか飛び回っています。

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コウモリとの初遭遇です。

出口付近はこんな感じ。

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そして外から振り返ると、こんな風にみえます。

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林鉄跡の初廃隧道と初コウモリで、経験値が急激に上がった気分です。

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すぐ下には、隧道前のアプローチルートが。でも隧道まで掘って稼いだ高低差は僅かです。

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そのまま辿ると少しずつ高度を上げていきます。

そして、また橋梁が。ここはコンクリートの幅広タイプなので渡れます。

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桁の上は苔が覆っているので、慎重に、慎重に。

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桁の上に、犬釘の残骸が。

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軽く曲がって、いや、鉄道にしては急カーブの先は、またも橋が。
これもコンクリートタイプ。

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連発地帯です。

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この先で車輪を発見。

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そして、ちょっと長い目のコンクリート橋が。これはいままでよりも長い目なのと、高さも高いです。

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そして桁と桁の間に育った木。枝を桁の上に伸ばしています。
谷を見ると急峻で、下流側は下りられそうもないし、上流側に巻くのも無理。
今度こそ、進退窮まります。
私がギブアップするまでもなく、やまあそさんが無理!とのジャッジ。
前回もここで断念されたとか。

でも何が幸いするかわからないもので、前回ここで引き返されたので、リベンジとしての今日があります。

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ちなみに橋の先は立派な切通で、あそこに辿り着きたいとは思いますが、特に対岸側の橋の下は急峻で、下流側から谷を遡ってきたとしても、上がることは叶いそうにありません。

切通への到達は諦めます。
ちなみに切通を超えた林鉄跡は、さきほど3Rと称して渡った沢に沿って、上流へと遡っています。

さあどうする?

つづく


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