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神戸の海沿いに住む自転車好き親父のブログです。Team ZitaBataに所属。自転車或いは、自転車に乗るためのKS(家族サービス)活動などの話題を取り上げたいと思います。コメントは大歓迎です。

中音水 森林鉄道跡探訪 後編

2012年6月10日

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ここからはリベンジとなるやまあそさんと共に、更に上流を目指します。
 
今は斜面の中腹にいますが、このまま斜面の中腹にある、林鉄の路盤跡を辿りたくても、支流の沢を跨ぐ橋がクリアーできず、そのまま先へは辿れません。

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一旦、本流の沢まで下りて、上流を目指すことにし、林鉄跡を辿って稼いだ谷底との比高を、斜面を下ってリセットします。

途中、線路が。

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先ほど、苦労して沢を渡った付近に下り立ちます。
ここからは、沢に沿って右岸を遡ります。

右岸の上の方の中腹を林鉄跡は辿っているはずです。
比高が結構あり、谷底からは見えません。

石垣が現れます。

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周りをぐるっと囲んでおり、中に入れるようになっています。

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しかし、何の施設かは判らず。

やがて右岸に沢が迫りタイトになります。左岸へと渡らねばなりませんが、結構、水量があるので一苦労。
やまあそさんの辿ったコースをストックの助けを借りてどうにか渡ります。

が、今度は左岸がタイトに。またまた右岸へと渡ります。毎回、濡れた岩の上を辿って不安定な渡渉が続きます。そのうち、ポチャンといく怖さがあります。

戻ったのも束の間、また渡らねばならない状況に。でも今度は簡単には通してくれそうにありません。
ここで右岸の上方を見上げると石垣が。

比高はありますが、見える高さにまで詰めてきました。直線距離で100mぐらいでしょうか。斜面を上ることになりますが、上って上れないことは無さそうです。なにより、沢を渡るよりは、上る方がマシです。

路盤めがけて上昇を開始し、石垣の部分を避けるように、林鉄跡に復帰。

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ただ、ここを下りるのは、ちょっと怖いと言うか、てこずりそう。

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林鉄の路盤は、そこへ辿り着くまでの崖の険しさと打って変わって、平穏そのもの。

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ちなみに反対側、あの橋や切通の方向は、こんな感じ。

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倒木も少なく、どんどん距離が稼げます。

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枕木の残っている区間もあります。

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振り返ると、こんな感じです。

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沢渡や、崖上りがウソのように穏やかな光景です。

やがて建物が見えます。飯場のようです。

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こんな山奥に人が住んでいた訳です。勿論、林鉄、林業の関係者ですが。
とはいえ、林鉄が活きていた時代なら、1時間ぐらいで若桜街道(現国道29号)沿いまで出られたのではと思います。

近づいてみます。

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反対側へ。

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中をのぞくとトイレと、お風呂が見えます。

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五右衛門風呂です。

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こんな山奥での肉体労働のあとには、お風呂は最高だったと思います。

我々もここでお昼にします。

さて、昼食後、ここでおしまいにしようかとの話もありましたが、線路は続くよどこまでも といった感じで飯場の前を通過した路盤跡は、その先へと続いています。

もう少しだけ行こうとの話になりました。

歩きやすい路盤が続きます。

前方に橋が見えます。右を流れる沢を渡っています。

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今までになく、でっかく立派な橋です。

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この橋の出現に2人は大興奮!!

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さっそく観察へ。

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やまあそさんは、さっそく上ります。

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この橋は途中で壊れて、ぷっつりと切れています。

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そして、その先には、木橋の橋脚が。

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途中から先は木橋だったようです。

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勿論、木橋は初めての遭遇です。またもや林鉄経験値が上がります。

河原にはコンクリート橋の桁らしきものが散乱しており、この橋が元々全てコンクリート橋で、何らかの理由で一部が崩壊し、その部分のみ木橋で復旧したとの推測が成り立ちます。

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それより何より、周りの緑と相まって、とても美しい光景です。

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林鉄の中でもきっと大きい方に属する廃橋。

たっぷりと写真に収めます。

惜しむらくは、橋の上をめいっぱい端まで行き、橋の上から途切れた部分と、その先の木の橋脚を同時に収めたアングルの写真を残さなかったこと。ここはナップザックを置いて、じっくりと攻めるべきでした。これだけがやり残しかな。

でも、下から見上げても結構高いですね。

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不思議なのは、ここまで伸びてきた林鉄跡に対し、この橋がほぼ直角に接する配置であること。

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ちなみに、路盤跡は、橋の部分を通過し、その先にもまっすぐ延びています。

ただ、そのまま沢の流れにまっすぐ突っ込んでおり、直進ルートも川を渡っていたと思われますが、こちらは跡形もありません。

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この写真は、沢を渡った先だったかな。記憶が・・

また、残っていたとしたら、沢の流れに対し、斜めに渡っていたことになります。

ちなみに沢の方はこの先、滝になっており、林鉄は高度的についていけなかったと思われます。

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ここで沢を渡るのも難しく、また、この橋で2人とも十分に満足したので、ここで引き返すことになります。

通常の山登りであれば、あとは下っていくだけですが、今日は違います。
・まず、この路盤から沢へどうやって下りるか
 (今、居るところなら沢のすぐ横ですが、沢沿いに下るのは、途中が狭く急なところがあるようで困難。また何度か沢を渡らないといけない)
・下りたあと、沢をどうやって渡るか

・コンクリート桁のみの橋を渡り返し

・最初の鋼製桁の橋の部分を谷に下りて迂回

4つもの難関が待ち構えています。

まずは来た路盤を戻り、飯場のポイントへ。先ほどは確認しなかった一段低い平場にも建屋があるので、こちらも確認。
なかはなぜかやっぱり、お風呂。お風呂が最高の娯楽だったのでしょうか。

あと、目的不明の小屋。

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碍子がついており、電気が来ていた事を示します。ちなみにここまで一切電柱はなかったけど、電気は来ていたのか?、或いは、水力発電でもしていたのか? 二人で論議しますが謎です。

ここを過ぎると、谷底の沢との比高がどんどん増していきます。

この辺りは路盤もおとなしいです。

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先ほどよじ上ってきたところから下を見ますが、ここを下りるのはちょっと遠慮したいということで、更に進みます。
行けば行くほど、沢との比高は増すのですけどね。

やがて倒木地帯に。

ナップザックを背負って間を通過するのに難儀します。

それでも進んでいると、路盤が崩れているところに遭遇。

もう少しがんばれば、大きな切通ポイントに反対側から辿り着けますが、ここから強引に斜面を下りて行きます。
私はほんと一歩、一歩、足場を確認して慎重に下りるので、すごく時間がかかります。
やまあそファミリーのメンバーだと、これぐらいの斜面は、カモシカのように駆け下りていくそうです。

当然、足にはめちゃくちゃ力が入り、下りなのに疲れます。

下り立ったところで、やまあそさんは、そのまま沢を渡るポイントを探します。足場がしっかりしていれば、ジャンプできる距離でも着地ポイントが濡れていたり、水平でないと、思いっきり滑りそうでなかなか渡れません。

そんな中、ちょっと距離があるけれど、よさげなポイントをやまあそさんが発見。
流れの浅くなっているところに、石を集中投下します。

やまあそさんの投げた平たく、大きい、石がベストポジションに。

岩の踏み面に苔がついていますが、平らなので行けそう。

やまあそさんに続き、投げ入れられた岩を踏むと、超安定しており、苔による滑りもなく、楽々と渡れます。

難関4天王のうち、2つを連続クリア。
あとは、渡橋ポイントのみ。

路盤跡を戻ります。
晴れてきたのか、いい感じの景色です。

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そして、コンクリート橋部分。

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今日は何度か渡ってきたので、これは問題なくクリアー。
経験値の上昇を実感します。

そして、最後の難関、渡れない橋。

まず、やまあそさんが橋の下へと下りていきます。

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やがて橋の真下へ。

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続いて私の番です。
やまあそさんから、アドバイスが飛びます。

真下に落ちると沢へと転落していくので、下りつつ上流方向へ斜めに落ちるように下りていきます。

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流れを越える部分も指示に従い、上り返します。上り終えた瞬間、無事クリアー、生還!!の安堵感に包まれます。私的には、ここが一番の難関かと思います。

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更に路盤跡を辿ります。

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路盤の崩れているところに出ると、林道復帰に向け、上り返すポイントです。
朝、下る際に険しいと思ったセクションですが、今日一日の歩きで揉まれたためか、また、上りのせいもあってか、難易度的には楽に辿れます。

そして遂に、林道復帰。

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行きは橋の部分が渡れるか気になっていたのか、林道沿いの景色の記憶が殆どありませんが、帰りはよく見えます。
こんな岩場の下を歩いていたとは。

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林道の部分だけでもMTBで来れば良かったね などと言いながら、駐車ポイントに無事戻ってこれたのでした。


橋梁、隧道、木橋など見所満載でした。
でも、橋のクリアーや、沢渡り、崖の上り下り、など危険もいっぱいです。

もし行かれる方は、安全には十分に留意され、無理と思ったら戻る勇気も必要です。
それと、万が一に備え、決して一人では行かないでください。ハイカーなど一人も会わないエリアです。熊の脅威もあります。
できれば、経験者との探索をおすすめします。

ほんと危険ですので、文章で釘を刺しておきます。


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