FC2ブログ

神戸の海沿いに住む自転車好き親父のブログです。Team ZitaBataに所属。自転車或いは、自転車に乗るためのKS(家族サービス)活動などの話題を取り上げたいと思います。コメントは大歓迎です。

弾丸フェリーで、ラピュタロードへ 豊後竹田へ

2014年6月13日~15日

CIMG8351.jpg


神戸の六甲アイランドから、自転車と共に、フェリーさんふらわあ に乗り込み、大分を目指します。
<プロローグ編>

ラピュタロードの写真を初めて見たとき、
「日本にこんなところがあるんだ!」と思うと同時に、
「是非、行ってみたい!」 と思ったものですが、
ラピュタロードがあるのは、阿蘇の外輪山。神戸からは遠すぎて、「遥かなる、ラピュタロード」 といった感じでした。
家族旅行に絡めるにしても、車で行くには遠すぎます。

一方、関西には、九州各地とを結ぶフェリー さんふらわあ が就航していますが、往復1万円で乗れる、 弾丸フェリー というプランがあるのを知りました。

しかし、このプラン、「現地0泊」 という、鬼のような条件がついています。
要は、朝、九州に着き、その日の夜の便にて帰ってくるという、0泊3日というスケジュールの場合のみ、お安くします
というプランです。
九州には昼間しか居られないですから、「こんなの使い道あるの?」 と思っていましたが、自転車のツーリングのみに絞れば、使えそうです。

どんなルートでツーリングが可能か考えているうちに、ラピュタロードの事を思い出します。
まずは、どうやって行くかを調べてみますと、下船後、列車で輪行すれば、行く事が可能な事が判明します。
ただし、ちょっとタイト。特に序盤が。

大分から阿蘇へ向かうには、更に特急で2時間ほどかかりますが、本数が少ないです。
フェリーとの連絡を考えると、大分港と、最寄り駅の西大分駅との乗り換え時間は30分ほど。

船は自転車を輪行袋に入れて持ち込むと、自転車の料金が不要になるので、輪行袋に入った状態で大分港に着きます。
港から駅までは400m程とはいえ、自走しないと移動できないので、一旦、組み立てる事になります。
で、駅に着くと、もう一度、輪行袋に収納する必要があります。

この間、約30分。船は遅れる事がよくありますから、もっとタイトとなることを想定しておかねばなりません。

結局、機動力を優先し、折りたたみ自転車を選択します。


<ラピュタロードへ編>

2014年6月13日、フェリー さんふらわあ に乗り込みます。

CIMG8443.jpg



当然、雑魚寝のスペースです。

CIMG8302.jpg



同じ区画には、同窓会に向かうというおじいさんが。
聞くと、私の母と同い年、九州出身というところまで同じです。
このおじいさんに、大分港での下船口などを教えて頂き、素早く下船できた事などが、あとあと役立ちます。

出港です。隣には、阪九フェリーが。すぐ後を追いかけて出港してきます。

CIMG8305.jpg



六甲アイランドの夜景も、なかなかです。

CIMG8311b.jpg



船内では、ジャズの生演奏が。

CIMG8312.jpg



暗闇の中、明石海峡大橋をくぐります。丸いのは、月 です。

CIMG8316.jpg



翌朝、船はほぼ定刻に大分港へやってきます。
しかし、接岸に手間取ったのか、5分ほど遅れて下船開始。やっぱり船の時間はリスクがあります。

一番で船を飛び出し、フェリーターミナルをきょろつきながら階段を下りて行きます。

2Fにコインロッカーを発見。
素早く不要な荷物を収容し、ターミナルを脱出します。

CIMG8318.jpg



急ぎ自転車を組み立て、西大分駅へと向かいます。
気持ちが焦っているのか、九州初走行 という感慨はありません。

ひなびた感のある西大分駅につくと、すぐに自転車を収納します。

CIMG8319.jpg



とりあえず、大分までの切符を買って、ちょうどやって来た普通電車に乗り込み、やれやれです。
(もう1本あとの普通電車でも間に合いましたが)

大分駅からは、「九州横断特急」に乗り込みます。2両編成のコンパクトな特急です。
外人さんも乗り込んでいます。阿蘇は世界的に通用する観光地なのでしょうか。

車掌 兼 社内販売員のきれいなお姉さんが乗り込んでいます。

お姉さん車掌から、阿蘇までの切符を買い直します。

CIMG8328.jpg




「九州横断特急」の高感度がググッと上がり、普段は買わないコーヒーをお姉さんから買ったりします。

CIMG8330.jpg



車窓を眺めながらの、贅沢なコーヒーです。

途中、豊後竹田などを経由し、阿蘇の外輪山を貫くトンネルへ。
トンネルをくぐると、外輪山の内側へと線路は下っていきますが、凄く険しいところを線路は辿っており、列車のすぐ近くに滝が落ちていたりします。

阿蘇駅に到着。

CIMG8336.jpg



意外と下りる人が少ないです。鉄道でやって来る人は少ないのかな。

ここで自転車を組み立て、GPSにセットしてきたコースに従い、まずは、ラピュタロードの登り口を目指します。

阿蘇は山の中とはいえ、外輪山に囲まれた広大な火口原ともいうべきこの付近の地形はフラットで、いたって平穏なスタートです。

いきなりトラックに追い越されますが、セブンイレブンのトラックです。

という事は、この付近にもコンビニがあるということです。火口の中にあるコンビニって世界的にも珍しいのでは。


ラピュタロードから、外輪山方面に入りと、補給も難しいと思われるので、いきなりコンビニでおにぎりを買い、ベンチで補給します。

CIMG8337.jpg



まだ、10kmも走ってませんが。

周辺の風景を見る限り、阿蘇に居るという実感はありません。


更に走って、登リ口へ。

CIMG8338.jpg



特に、特別な記載はなく、4トン車以上は進入禁止とあります。

CIMG8340.jpg



勾配は、そうきつきはなく、路面も良いので、ゆっくり漕げば、乗って行けます。

上り始めて、すぐに山腹を行く道と交差。

豊後街道とあります。

CIMG8341.jpg



昔は、火口原を行かず、山の中を辿っていたようです。殿様とかも通っていたのかな。

路面が良かったのは序盤だけで、幅員が狭まると共に、舗装もグレードが落ちます。

CIMG8342.jpg



でも激坂ではないので、相変わらず、乗って行けます。

CIMG8345.jpg



序盤は木々の茂る林の中を行きますが、あるところから、木の無い草原地帯に変ります。

人為的に森を切ったのか、元々、このような地形なのかは不明です。

ときおり、車、バイクはやってきますが、自転車は見かけないです。

アプローチが遠すぎるので、自転車ではなかなか来れないのか、はたまた、天気が芳しくないので、今日はたまたま来ていないのかは不明です。

車で来られている方が写真を撮っていたので、シャッターをお願いします。

CIMG8354.jpg



この辺りから、木々はなくなり、見通しが効くようになります。

道は斜面をひっかいたように、取りついています。

CIMG8364.jpg



舗装路とは別に、等高線に沿うように、中腹を行くオフロードが伸びています。

CIMG8358.jpg



MTBで行けば、景色も良好で楽しそうで、そそられますが、ここまでMTBを持ってくるのは超大変です。

CIMG8356.jpg



上って行くと、尖塔のような岩の峰が見えます。

CIMG8362.jpg



更に上って行くと、尾根の先に、球状の尾根が飛び出しています。

CIMG8368.jpg



その頂上へ向け、うっすらと踏み跡が伸びており、てっぺんに辿りつけるようです。

行ってみたい気もしますが、今日は時間も気になるので、止めておきます。

でも、晴れていれば、あの上からは、絶景が望めるのかも。

道は、その手前の際どいところについています。

CIMG8367.jpg



通過後に振り返ると、こんな感じです。

CIMG8373.jpg



その先でヘアピンカーブを上り返し、ふと下を見ると、今まで辿って来た道が、まるで天空へと上る道のように続いていたのが俯瞰されます。

CIMG8378.jpg



「天空の道」 「ラピュタ・ロード」 などの呼び名があるそうですが、上から見ると、あんな細尾根を辿って来たのかと、改めて驚きます。

CIMG8380.jpg



ここは、あまりの絶景に、しばし、景色に見とれます。

バイクも、ここで停めて、景色を眺めて行きます。

車は、止めるところがないので、通過していきます。

絶景です。

CIMG8384.jpg



霞んでいて、下界がよく見えないのが残念ですが、雨が降っていないだけマシです。

ここが見たくて、船に乗り、列車を乗り継ぎ、ここを上ってきました。

CIMG8386.jpg



ここの景色が見られたので、今回の旅の最大の目的は終わったようなものです。

ここから少し上ると、外輪山の上を行く、フラットなハイウエイに合流します。

ちなみに、ラピュタの道 への分岐は、ここです。

CIMG8391.jpg



ここまでの険しい地形が嘘のように、外輪山の上はフラットで、牧場のようになっています。

どこまでも草原が続き、北海道の道東のようです。

CIMG8394.jpg



西からの追い風なのか、折りたたみ自転車ながら、結構なペースで進みます。

あと、ほんとにアップダウンが少ない。どんどん進みます。

CIMG8396.jpg



更に進むと、大観峰。

CIMG8400.jpg



多くの車が停まっています。

しかし、今日は空気が霞んでいて、眺望は期待できないので、パスします。

やまなみハイウェイとの分岐も通過。ここを辿って由布院まで行きたかったけど、距離と、アップダウンから、弾丸フェリーツーリングではムリと断念しました。

追い風にのって、どんどん進み、とある分岐へ。

当初の予定では、ここを直進するとともに、外輪山の内側へと下り立ち、中岳方面へと向かうコースを想定しておりました。

しかし、

・時間的には、草千里や、米塚まで上るのは難しい

・途中まで上るにしても、霞んでいるので、眺望は期待できない

・西寄りの風がやや強く、予定のコースでは逆風になる

という状況にあります。


ここで分岐を左折すると、アップダウンはありますが、外輪山の尾根を辿り続け、熊本と大分を結ぶ国道が外輪山を越えるサミットのポイントで交差します。

国道に辿りついたあとは、予定を変更し、大分方向に走ると、

・追い風基調になる

・外輪山からの下り基調になる

・大分へ近づくほど、帰りの列車代がお安くなる

というメリットがあります。


ここで、スマホや、GPSを駆使し、ルートや途中の勾配を確認。

・豊後竹田まで行けば、始発列車があり、特急を使わずに大分へ出られそう

・国道を辿れば、豊後竹田までは迷わず行けそう

との結論になり、国道方面に向け更に外輪山を辿るルートに進路を取ります。

メインのルートを外れると、車も、バイクも殆ど来なくなります。

CIMG8408.jpg



やがて国道と合流。左折し、阿蘇を背に、大分方面に針路をとります。


国道はすぐに下り基調となります。

路側帯は結構広く、路側帯の中にすっぽり収まって走行できます。


直線、下り、追い風 の3拍子が揃い、爆走を開始します。


外輪山の内側は、ラピュタロードのように、急な地形で激下りでしたが、外側は高原状になっており、緩やかに下っています。

場所によっては、ほぼフラットで、北海道の道東でも走っているかのような区間もあります。

CIMG8412.jpg



途中、高千穂方面への道路標識が。

CIMG8414.jpg



さすがに、高千穂 という地名を見ると、遠くへ来ていることを実感します。

信号も少なく、15:30頃、豊後竹田駅に到着。

CIMG8422.jpg



次の列車まで1時間ほどあるので、町を見学します。

かつて、お城があったようです。それと、あの、「荒城の月」の舞台でもあるようです。

武家屋敷のような通りに遭遇します。

CIMG8417.jpg



逆光なので、逆向きに撮ろうとしたら、反対向きは、アパートが写るので諦めます。

廉太郎資料館や、廉太郎トンネルへの標識が。

トンネルを探しますが、みつからず。

でも、途中、こんなところが。

CIMG8419.jpg


ミニ探索を終え、駅に戻ります。

CIMG8421.jpg
 


豊後竹田始発の普通列車に揺られ、大分へ。

CIMG8423.jpg
 


更に乗り継ぎ、西大分駅から大分港へ。

CIMG8429.jpg



ここで、行きの乗船時に頂いた、アップグレード券を提示します。

CIMG8300.jpg



個室に空きがあれば、アップグレードしてくれるような事が記載されていますが、どうなるのか待ちます。

すると、追加料金なしで、個室の乗船券が発行されます。

ラッキー!!

ちなみに、弾丸フェリーは、阪神電車とタイアップしたプランもあり、こちらを利用すると、
・乗車駅から御影駅までの阪神電車のきっぷ
・御影駅からのバスのきっぷ
・レストランでの500円券
が同じ料金でついているようですが、こちらを利用すると、アップグレード券は頂けなかったようです。

どっちが得か? ですが、私は、アップグレードの方がありがたいです。


乗り込むと、こんな感じ。

CIMG8431.jpg



窓の無い、独房のような部屋ですが、自転車が置けますし、洗面台や、TVもついています。


部屋に荷物を置くと、すぐに、お風呂へ。

さっきまで自転車に乗っていたのに、このタイミングでお風呂で汗を流せるのは、ありがたいです。お風呂の後に運転して帰る必要もなく、船ならではです。


お風呂のあとは、甲板へ。
(出港1時間前から乗船できるのです)

ちょうど、出港のタイミングです。

九州での滞在時間12時間ほどと、慌ただしいツーリングでしたが、九州を離れるタイミングをじっくりと味わいます。

CIMG8435.jpg



大分の街を離れていきます。

出港を見届けると、レストランへ。バイキングとなっており、昼を軽く済ませた分、がっつりと頂きます。

チョコレートのタワーみたいなのもあります。

CIMG8438.jpg



夕食後は、ジャズを聞きます。

CIMG8439.jpg



翌朝は5時ごろ目覚め、船内を散歩。

5:30からお風呂に入れるので、朝風呂に。贅沢な時間です。


お風呂から戻り、レストランへ行くと、ちょうど、明石海峡大橋を通過するところでした。

CIMG8441.jpg



もう、神戸まで帰ってきています。

ちょっと焦りますが、六甲アイランドまでは、まだ1時間ほどかかるので、落ち着いて頂きます。


8:05頃に、六甲アイランドに帰還。

CIMG8442.jpg



ここから、JR六甲道駅まで自走し、電車輪行で帰宅します。

時間は、9:40。サッカーワールドカップのポートジボワール戦に間に合いました。


九州滞在時間は12時間ほど。でも、ラピュタロードを制覇し、豊後竹田を散策し、船旅を味わえ、とっても中身の濃いツーリングでした。

ちなみにコストの方は、フェリー代の他、九州でのJRの運賃、食費などを含め、トータルで2万円以内に収まっておりました。


走行距離  68.5km


MAP
 
  
関連記事
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

休日はチャリおやじ

Author:休日はチャリおやじ
神戸の海沿いに住む自転車好き親父のブログです。Team ZitaBataに所属。自転車或いは、自転車に乗るためのKS(家族サービス)活動などの話題を取り上げたいと思います。
コメントは大歓迎です。

カテゴリ
最近のコメント
最近のトラックバック
神戸とけい

神戸の会社設立屋が送る神戸時計
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSフィード
この記事のアクセス
フリーエリア
ブログ内検索
FC2カウンター
カレンダー
08 | 2019/09 | 10
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
最近の記事
月別アーカイブ
リンク