温泉は貸し切りで快適ですが、小雨が降っています。
天気予報は相変わらず芳しくありません。今日の当初の予定は、飛騨金山を経由して美濃太田駅までです。
宿を出ると雨は止んでいます。

とは言え、今まで降っていたような空気感です。
まず下呂駅まで行きます。
なんか行けそうな感じです。

とりあえず飛騨金山駅まで行くことにします。線路沿いであれば列車に逃げ込めます。
飛騨川沿いを行きます。

ロックシェッドが現れますが外側に歩道がついているので、タイトなロックシェッド内の車道を行かずに済みます。
が、上からの水が歩道脇に滝のように落ちています。排水溝が詰まって溢れているのでしょうか。

横を通るとしぶきがかかります。通過の際に上を見ますが元々流れ落ちる設計のようです。歩道の利用への配慮はあまり無いようです。
横の飛騨川はなかなかの激流です。

その上には吊り橋が。

こんなロケーションの道を行きます。
更に行くと堰で流れが堰き止められます。激流とは打って変わって鏡のような湖面です。

湖面の対岸は高山線の線路が鉄橋で湖面を渡っています。

ここで列車が来れば絵になりますが、本数を考えると待ってもなかなか来そうにないので行きます。
が、2分ほど走ったところでディーゼルエンジンの音が谷間にとどろきます。
ワイドビューひだです。さっきのところで2分ほど待っていれば、湖面の向こうを行くワイドビューひだの幻想的な写真が撮れたのです。あ~もったいない!
諦めていきます。
再び、堰が現れます。

飛騨金山駅に到着します。

ここから美濃太田駅までのコースは二手に分かれます。ひとつはこのまま飛騨川と高山線に沿って下って行くルート。下り基調で山越も無く楽チンです。ただし、下流に行くに従い車が増えそうだし、川沿いのあまり広くない国道をトラックとかに追い立てられながら走るはあんまり楽しそうな気がしません。
もう一方は山間を行くルートで、県道をつなぎ合わせると美濃太田へと抜けられます。途中までは飛騨街道を辿っており、かつてのメインルートだったようです。ただし、高低差が100mほどある山越えが2回あるほか、小さなアップダウンはそれ以上あると思われます。
朝スタートしたときは飛騨金山駅でゴールにしようかとも思っていました。
事前に考えていたのは後者の山中のルートなので、山沿いとなり雨のリスクが高くなります。それと線路からも離れるのでエスケープもできません。
駅前でしばし考えます。路面は濡れてますがスマホで雨雲ズームレーダーを確認すると、降る気配はありません。
せっかくここまでやって来たので行くことにします。
山間ルートに針路を取ると彼岸花が迎えてくれます。

しかし日本中どこへ行っても同じ時期に咲き出すのは凄いです。
車はやってきますが、トラックは少なく国道走りのようなストレスはありません。
こんなコースも行きます。

路面は濡れています。

途中、高度差100m程の峠を2回越えますが勾配が比較的緩やかなので思ったよりは楽にクリアー。
そして美濃加茂市へ。

工場団地のようなところを越えて丘を駆け降りると、美濃太田駅。

時刻は12:20。3日間のツーリングが終わりました。
最終日の走行距離は 66km。12時過ぎに終えたにしては、走った方だと思います。
自転車を収容し帰路につきます。
大阪まで直通の特急は夕方に一本あるだけなので、在来線の列車を乗り継いて帰ります。

まずは普通で岐阜駅へと向かいます。

パニアバッグはこのように収容しています。

そのあとは大垣へ。大垣からは米原行きに乗りますが、18きっぷのシーズンではないためか、車内はガラガラで輪行には助かります。

その後も、米原、三ノ宮と乗り換え、無事帰還。
家まで走って過去最長の、2泊3日のツーリング旅行は無事、終えることができました。
思い返せば常に天気の心配につきまとわれましたが、なぜか雨の予報が外れ続け、結局、雨に打たれることなく終わりました。これはラッキーでした。
ちなみに3日間の走行距離は 183km でした。
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