FC2ブログ

神戸の海沿いに住む自転車好き親父のブログです。Team ZitaBataに所属。自転車或いは、自転車に乗るためのKS(家族サービス)活動などの話題を取り上げたいと思います。コメントは大歓迎です。

「山あそ」さん達と沢川森林軌道の探索へ

2009年10月12日

R0010983.jpg

「山あそ」さんと、鳥取県の林鉄(森林鉄道)の跡を探索してきました。

前日の夜、「山あそ」さんから林鉄探索のお誘いを受けます。行き先は、web雑誌である、「日本の廃道」の08年08月号に掲載されていた沢川森林軌道跡です。林鉄では軌道敷きの多くが、その後林道に転換され、またスクラップとしての価値のあるレールもはがされて売脚されている場合が殆どなので、レールが残っているケースは極めて稀との事ですが、ここには鉄道模型のジオラマかと思うような急カーブの区間の写真が載っており、行きたいと思っていた物件です。2つ返事で同行をお願いします。しかしメールには、どろどろになるかもしれないので、着替えの服や、靴が必要とあります。
 
「山あそ」さん、M井さん、私を乗せた車は戸倉峠を越え、鳥取県に入ります。国道482号線に入り、そこから未舗装の林道に入り、林鉄を狙うポジションに車を停めます。

この林道の下のほうに並行するように林鉄跡があるそうです。が、どうやって降りるか。いきなり彼らが降りようとしたのはただの急な斜面です。降りられないことはないでしょうが、いきなりドロドロになるのは間違いなしです。もう少しマシに下りられないものかと思っていると、ちょうど林鉄跡にぶつかる方向の尾根筋に、作りかけの林道が新たに延びており、これを辿って下降を開始します。
これなら楽チンです。
IMG_1792.jpg

地図を見ると、尾根が再び上り返す、鞍部の部分を林鉄跡が横切っている筈です。が、進む方向に上り返すらしき尾根は見えず、どんどん下っていきます。林道も尾根をジグザグしながら下っていくので、これを伝って下降してゆきます。
IMG_1795.jpg

鞍部にぶつからず林道をどんどん辿っていると、林鉄のレールが現れます。いきなり林鉄跡に命中です。但し、線路はありますが、林道になっています。
R0010990.jpg

その先で林道と林鉄跡は分離し、林道に平行して林鉄の橋が。またまた、いきなりです。早速M井さんが渡り初めをします。
R0011005.jpg

そして、のっけからこのポーズ。
R0011006.jpg

下から見ると安全そうなコンクリート橋ですが、M井さんによると、コンクリートの桁の間に穴が開いており、歩くのは非常に怖いようです。

その先も路盤が続いており、早速路盤によじ登り、林鉄跡を辿ります。小さな切り通しを越えます。
R0011009.jpg

しかし、すぐに林道と交差。その先が不明瞭です。林道を渡った先に跡があり、これを辿ると、またもや川を渡る橋が。
R0011014.jpg
(ただの草地に見えますが、橋の上です)

しかし、川を渡ったたころでどこもレールの延ばせる平場はなく、どこへ向かうのかと目をやると、なんと対岸で急カーブで180度旋回し、すぐ上流で再度川を渡っています。
R0011021.jpg
(私がいるのが下流側の橋の袂。M井さんが居るのが上流側の橋の上です。この間に軌道は対岸で180度旋回しています)

「日本の廃道」で見た山中でのヘアピンカーブの部分です。いきなりハイライト区間へ降りてきたようです。
「日本の廃道」の探索では雪の残るシーズンに探索している事から、緑が少なく、この180度旋回区間の路盤や線路の全体像の写った写真が掲載さています。しかし今日同じアングルでカメラを向けても、緑のジャングルが写るだけです。と言うより、最初ここに到達した際は、あの場所であったことすらピンと来ませんでした。やはり廃関連の探索は冬か、春先が良いようです。

さて、その先はと探索しますが、跡がない。でも林鉄は鉄道の一種なので急勾配はありえないし、急カーブにも限界があります。で、線路の残っている部分から、その延長を推測します。その方向には、小さな尾根を切通で林道が突き破っています。多分、林鉄跡を林道が横取りしてしまったのでしょう。他に線路の延びそうな空間もないので、切通を越えていきます。その先には倒木だらけの掘割があります。その先は川ですが、橋はありません。林道を辿って川の部分へ行くと、橋台の跡らしきものがあります。

川を渡った先は斜面にぶつかりますが、川に沿って中腹に林道があるだけで、林鉄らしき跡はありません。急カーブで曲がったにしても無理がありますが、きっと橋自体がカーブしていて、その先はまたまた林道に横取りされたのでしょう。

橋を渡りつつ急カーブした林鉄は川沿いに進んでいたようですが、そのあとは、林道に塗り替えられています。しばらく進みますが、下流方向はつまらなさそうなので、引き返し、今度は上流方向への探索に切り替えます。途中、鉄橋らしき橋が見えます。
R0011027.jpg

こんなシーンもあります。
R0011024.jpg

道中が遠かっただけあって、もうお昼です。軌道敷きの残っているエリアで昼食にします。私はミニコンロで鍋焼きうどんを温めます。しかし非常に不安定です。大丈夫かなと思いつつ混ぜようとすると、ひっくり返ってしまいました。昼食はおにぎりと、おはぎで済ませます。
IMG_1858.jpg

林鉄を上流方向へ進みますが、すぐに林道に吸収されます。吸収されるというより、林鉄跡の山側を削って路盤を拡幅し、削った土砂を林鉄の路盤跡に敷き詰め路面をかさ上げしています。要は線路が土に埋もれています。この林道、まだ作りかけというか、つい最近、林鉄の軌道敷を破壊して造ったようです。ちなみに1年前に訪れている「日本の廃道」の記事には、このような林道の記事はなかったですから。今となっては、なんともつまらぬ、ただの土の道です。ところどころ、線路が顔を出します。
R0011033.jpg

やがて林道の勾配がかわり、上昇を開始します。林鉄がこの勾配についていける訳もなく、林道と分離します。軌道敷の復活です。
R0011047.jpg

でも、今度は切り倒された木が線路と直角に放置されており、倒木を超えたり、くぐったりの新たな苦行が始まります。せっかくの林鉄跡なのに・・・
IMG_1863.jpg

でも、線路は結構残っています。
R0011044.jpg

やがて大きな切り通しに遭遇します。これは大規模です。こここそが最初に降り立とうとしていた鞍部のようです。途中で気づいたのですが、我々はこことは違う尾根を勘違いして下降していたのです。
R0011063.jpg

それにしても立派な切り通しです。線路も石垣も残っています。ちなみに、私と「山あそ」さんは遺構に喜んでいますが、M井さんはそろそろ飽きてきたようです。
R0011066.jpg

カーブした築堤に、脱線防止用の内側の線路まで従えた軌道が残っている区間に遭遇します。
R0011062.jpg

汽車のマネをしたりして記念撮影?します。
IMG_1891.jpg

この先は、軌道が残っています。ただ、川を渡る部分は木橋だったのか、2箇所とも落ちており、無残にレールが垂れ下がっています。
R0011036.jpg

それと、ここを超えるには沢の谷に下り、流れを渡って、再度上りなおさねばなりません。簡単なようで、なかなか重労働です。一つ目の沢の軽くクリアできましたが、次は難易度大です。
k_03.jpg

まず、沢へ下る3m程の斜面が急な上に、ニュルニュルでジーパンに泥がつきます。お二人に置いて行かれまいと沢を跨いだ瞬間、足をついた部分の泥に靴が沈んでいきます。
これはいかんと、慌てて足を上げようとしますが、泥に食い込んだ靴は微動だにせず、靴が脱げてしまい、靴だけが泥に埋まっています。これはイマージェンシーです。

これを写真に撮れば面白かったのですが、さすがに片足ではそこまでの余裕はなく、靴の救出に必死です。なんとか抜けた泥だらけの靴を履きなおし、反対側の斜面を急ぎ上ります。
R0011079.jpg

また、途中、操作場のようなエリアにも遭遇します。線路が3本に分かれています。
R0011067.jpg

転轍機らしき残骸も残っています。
R0011069.jpg

あと、鞍部を通過する掘割区間も現れます。ただ、水気が多く、てこずったりします。
IMG_1898.jpg

ある部分を境に線路がなくなり、路盤あとのみとなります。そして、路盤を塞ぐように擁壁があらわれます。これは多分、林道を作ったときのものかと思われます。
そして林道との高低差が3mぐらいまで近接したところで、林道に飛び出し林鉄探検は終了です。この先の林鉄跡は林道に転用されたらしいです。
k_05.jpg

ここからは林道を辿って車のポイントまで戻ります。10分ぐらい歩いたころ、車が見えました。
R0011081.jpg

今日は期せずして、憧れの?林鉄探訪が実現しました。「山あそ」さん、M井さんのおかげです。
今年は淡路島1周ツーリングも実現し、先日は数年ぶりのキャンプにも行けました。今年は皆さんのおかげで、正に収穫の秋を謳歌させて頂いています。

 

  
人気ブログランキングへ



関連記事
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

休日はチャリおやじ

Author:休日はチャリおやじ
神戸の海沿いに住む自転車好き親父のブログです。Team ZitaBataに所属。自転車或いは、自転車に乗るためのKS(家族サービス)活動などの話題を取り上げたいと思います。
コメントは大歓迎です。

カテゴリ
最近のコメント
最近のトラックバック
神戸とけい

神戸の会社設立屋が送る神戸時計
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSフィード
この記事のアクセス
フリーエリア
ブログ内検索
FC2カウンター
カレンダー
08 | 2019/09 | 10
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
最近の記事
月別アーカイブ
リンク